TeamsのWeb会議が始まったのに音が聞こえない!こっちの声が届かない!そんな時の対処法を紹介します。
まずはここを確認!
スピーカー&マイクの設定はここを確認します。

ここを見てもよく分からない場合は、少し時間がかかりますが以下の順序で確認していきましょう。
環境の確認
問題を解決するために、まずは環境について確認します。
アプリ版 or ブラウザ版
まずは会議に使用しているTeamsがアプリ版なのかブラウザ版なのかを確認します。


アプリ版は独立した1つのアプリケーションとして画面が現れ、ブラウザ版はGoogleChromeやMicrosoftEdgeといったWebブラウザ内に画面が表示されます。
使用している音声デバイス
Web会議で使用する音声機器と、その接続方法を確認します。
- 内蔵デバイス
- 内蔵スピーカー & 内蔵マイク (例:Realtek(R) Audio)
- HDMI接続
- モニターやTV(例:NVIDIA/AMD High Definition Audio Device, Sony TV, Dell U2723QE)
- USB接続
- USB接続のヘッドセット
- USB接続の会議用マイク(例:Jabra)
- オーディオ端子接続
- オーディオ端子接続のヘッドセット
- ヘッドホン
- Bluetooth接続
- Bluetoothヘッドセット
- ワイヤレスイヤホン
代表的なものを書きましたが、この中でどれを使おうとしているのか、または何が接続されているのかを確認しましょう。
確認する順番
以下の順番で確認します。
- 音声デバイス自体の音量やミュートスイッチを確認する。
- Teamsアプリ上のデバイス設定を確認する。
- Windows上のデバイス設定を確認する。
- 音声デバイスの接続をリフレッシュする。
1.は単純なケアレスミスで、これで解決するなら運がいいです。
2.は意図せず違うデバイスが設定されることがよくあります。ヘッドセットを接続したのにテレビから音が出る設定になっていたなんてこともあります。
3と4はシステム的な部分を確認するため少し時間がかかります。確認は一番最後にしましょう。
1.音声デバイス自体の音量やミュートスイッチ
音量がゼロになっていた、ミュートになっていた、という単純なミスです。
使用している音声機器 | 確認事項 |
---|---|
イヤホン、ヘッドホン、ヘッドセット | ケーブルの途中にボリューム調整が付いていたりミュートスイッチが付いている場合はそれを確認します。 |
モニターやテレビ | モニターやテレビ自体の音量を確認します。 |
Bluetooth接続機器 | Bluetoothにはヘッドホンとヘッドセットの2通りの接続方法がありますが、会議の際には特別な理由がない限りはヘッドセットを選択します。 |
Bluetoothでは接続をヘッドホンにすると音を聞くだけでマイクは無効になることが多いです。ヘッドセットとして接続すると、リスニング音質は下がりますがマイクが有効になります。この設定は3.で確認します。
2.Teamsアプリ上の設定
会議画面のマイク横のメニューを確認します。

Teamsアプリが認識しているスピーカーデバイスとマイクデバイスの一覧が表示され、どれを使用する設定になっているかが確認できます。
ブラウザ版においてこのデバイス一覧が確認できない場合、ブラウザ側の権限設定を確認します。

悪意のあるサイトにマイクやカメラを乗っ取られないようなセキュリティ上の機能ですが、Teamsはマイクやカメラを使うので許可する必要があります。URLバーの左にアイコンなどが出ているはずなので、そこをクリックして必要な権限を許可します。
アプリ版・ブラウザ版の両方で、使用したい音声デバイスがここに表示されていない場合は次の3.を確認します。
3.Windows上のデバイス設定
Windowsの設定からシステム→サウンドを確認します。

ここに使用したいデバイスが表示されていればいいのですが、表示されていない場合は画面一番下にあるサウンドの詳細設定を開きます。

サウンドの詳細設定を開くと、昔ながらのサウンドコントロールが確認できます。

再生(スピーカー)と録音(マイク)のタブが分かれています。
使いたいデバイスが無効の場合:右クリックで有効に切り替えます。
使いたいデバイスが切断・接続されていません:接続してください。
使いたいデバイスが表示されていない場合:接続し直しましょう。
4.デバイスの接続をリフレッシュ
機器を接続し直します。
USBは抜いて挿し直す。
オーディオ端子接続も挿し直す。
Bluetooth機器は電源を入れ直す。
最終手段・電話
これでダメなら、携帯電話や固定電話でダイヤルインしましょう。
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